兄弟の仲の良さをアピールする為かお互いのことについて喋っている時間がやたらと長く、ヒロインの存在がほぼ空気で途中完全に置いてけぼり食らってます。
時々乙女向けシチュエーションCDであることをハッと思い出したようにヒロインへの好意を表してきますが、兄弟で喋っている合間合間…というか、ついでに甘い?台詞を囁いてくるので落ち着いて聞けませんし、どうも取って付けた感じが否めません。
聞けば聞くほど、ヒロインにあまり興味がないのに何故か仕方なく取り合いをやってるように聞こえてどんどん冷めていきます。
一番の問題はトラック6です。
このCDはやけに兄弟愛を押し出してくるなあと少しうんざりしていたところに、突然兄が弟に「大好きだよっ♪」とか告白?して抱きつくシーンが出てきて目が点に。
思わずそういうことはBLCD、もしくはヒロインの存在しない普通のドラマCDでやってくださいと言いたくなりました。
仮にも乙女向けシチュエーションCDとしての体を取っているのなら、兄弟愛よりもそっちの要素をもう少し強く前面に押し出すべきだったのでは?
十代前半くらいまでの低年齢層向けのCDなのか、時々妙に台詞が幼くて痛い、ナチュラルキラー細胞云々の設定(中途半端な擬人化)意味なし、コンセプト行方不明で、折角のこのキャストなのにと勿体なさのあまり悲しくなりました。
低年齢層向けでも心が折れず、小野さんと森川さんが一緒に喋っているだけで満足できる心の広い方、森川さんの低音ボイス弟キャラ兄者呼びしかも途中から違和感が消える凄さを聴いてみたい方、根性で甘い台詞のみをピックアップして聞ける方向けのCDかと…。